三角かな配列 ― USキーボードでカナ入力
以下、三角かな配列の導入方法を解説します。環境としてWindowsを想定していますが、Macでも同様の手順になります。
未導入であれば、以下よりダウンロードしてインストーラを実行します。Windows版および、Mac版があります。
※Linuxについては未検証ですが、mozcでも動くはずです。 ※Android版については、ローマ字テーブルが固定となっているため、そのままでは導入できません。オープンソース版をカスタマイズしてコンパイルする必要がありそうです。
次のデータをダウンロードしておきましょう。それぞれ右クリックして「リンク先を保存」します。
入力モード(Input mode)
を「ローマ字(Romaji)」にカスタマイズ...(Customize...)
ボタンをクリック。ポップアップが開きます。romantable-sankaku-jis.txt
を指定します。次のキーマップの指定は任意です。InsertにIMEのON/OFFを割り振る設定になっています。
カスタマイズ...(Customize...)
ボタンをクリック。ポップアップが開きます。keymap-recommended.txt
を指定します。Windows上で日本語入力の際に使うキーボードの配列を設定します。
言語設定の画面から、日本語の部分をクリックし「オプション(Options)」ボタンをクリックします。
キーボード配列を確認します。「English keyboard (101/102 key)」となっていればOKです。もし、日本語キーボードが選択されていたら、レイアウト変更(Change Layout)ボタンをクリックして、「English keyboard (101/102 key)」を選択します。
※Macの場合、物理キーボードごとに配列を設定できるのですが、Windowsの場合、配列は入力方法ごとに固定されてしまいます。つまり、配列の異なる複数のキーボードを接続することは想定されていません。外付けキーボードをつなぐ際は注意が必要です。
USキーボードは多言語での使用を想定していないため、言語や文字種の切り替えのためのキー(JISキーボードでいうところの半角全角キー)がありません。そこで、使われないキーの代表格のInsertにIMEのON/OFFに割り当てるのがおすすめです。(前述のキーマップを適用済みであれば、そのように設定されています)
ただ、Insertはたいてい押しにくいところに追いやられています(上記写真のSurface Keyboardだと、Fn+Del)。そのままでは、使いにくいので、キーの位置をCapsと入れ替えましょう。
いくつか方法がありますが、ここではWindowsを前提に、ChangeKeyというシェアウェアを使う方法を紹介します。まずは、下記サイトからダウンロードしてきましょう。インストールの必要はありません。解凍しておけば準備OKです。
ChgKey.exe
を右クリックして、「管理者として実行 (Run as administrator)」を選択なお、Windowsに日本語環境をインストールしていないと、上記スクリーンショットのように文字化けしますが、使用上問題はありません。
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